首痛・肩こりに悩む人のための改善法
・慢性的に首の痛みや肩がこっている
・めまいや耳鳴りが気になる
・風邪でもないのにカラダがダルい
こんなカラダの不調をありませんか。
こうした症状からストレートネックで悩む方のために予防法や改善法について解説。
・ストレートネックって何?
・よくあるストレートネックの症状
・ストレートネックを引き起こす原因
・ストレートネックかどうか調べるには?
・ストレートネックの治し方&予防法
最近、度々耳にするストレートネック。誰でも一度は聞いたことがあるのでは。
とはいえ、ストレートネックの具体的な原因や症状など詳しく知らない方は多いでしょう。
ストレートネックは別名「スマホ首」とも呼ばれる現代病の一つ。
放っておくと首の痛みや肩こり、頭痛を引き起こし、自律神経が乱れる原因になるといわれます。
改善するには、日々の姿勢の見直しやストレッチを取り入れることが大切。
今回は、ストレートネックを改善するための方法やおすすめグッズなどをご紹介。
目次
- 1 そもそも「ストレートネック」とは?
- 2 ストレートネックが引き起こす主なカラダの不調
- 3 簡単!ストレートネックのチェック法
- 4 カラダがスッキリ!ストレートネックの治し方
- 4.1 ストレートネックが改善するストレッチ
- 5 もう悩まない!ストレートネックの予防法
- 5.1 予防法①:スマホ使用時の姿勢
- 5.2 予防法②:カバンの持ち手を変える
- 5.3 予防法③:枕を変える
- 5.4 予防法④:デスク周りの環境を整える
- 5.5 予防法⑤:猫背を改善する
- 6 まとめ:ストレートネックは自分で治せる!
そもそも「ストレートネック」とは
ストレートネックとは、本来緩やかなカーブを描いている首の骨(頚椎)が、まっすぐになってしまう状態のことです。
人間の頭は成人で5~6キロあるともいわれており、大体ボウリングの球1個分と同じくらいの重さといわれます。
頚椎は湾曲することで重さを分散させ、頭を支えているのです。
ストレートネックは首や足腰の筋肉が硬くなることで起きてきます。放っておくとさまざまな体の不調が起こります。
重要なのは、ストレートネックだから肩こりや頭痛が起きるのではなく、カラダ全体の筋肉が凝り固まることでストレートネックになるということ。
つまりストレートネックはカラダの不調の過程であり、カラダを改善するためには、首周りの筋肉だけほぐしても、その場しのぎにしかならないということです。
もちろんストレッチで首周りの筋肉をほぐすことは大切ですが、ストレートネックはカラダからのSOSとして捉え、日常生活を見つめ直すきっかけにすることもまた大切。
ストレートネックが引き起こす主なカラダの不調
ストレートネックはカラダからのSOSですが、どんな不調を引き起こすのか。
よくいわれる症状を9つ。あなたはいくつあてはまりますか。
- 朝起きると首が痛い
- 慢性的に肩、首が凝る
- 腰痛がなかなか治らない
- 風邪でもないのに頭痛がする
- 手足が冷える
- 寝付きが悪い
- ネガティブ思考になりやすい
- 疲れやすく、疲労も抜けにくい
- 気づけばいつも猫背
症状を見てわかるように主な原因は、筋肉への負荷や姿勢の悪さが大きく関係します。
最初は何となく肩や首の張りが気になる程度でも、筋肉が凝り固まると姿勢が乱れから内臓や神経の働きにまで影響を及ぼしてきます。
そうすると自律神経が乱れ、ストレス耐性が下がることで思考が歪み、睡眠の質が低下するなど負のスパイラルに陥るのです。
ストレートネックはカラダの不調のきっかけにすぎないのです。
ストレートネックはカラダを酷使しているサイン。悪循環にならないように適切なメンテナンスが大切。
簡単!ストレートネックのチェック法
ストレートネックはレントゲン検査をすればわかります。
とはいえ、「そのためだけに病院へ行くのはちょっと」と思う人もいるのでは。一人で簡単にできるセルフチェック法をご紹介するで、興味のある方は試してみては。
- 壁を背にして立ち、「気をつけ」の姿勢を取る
- カラダの力を抜き、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁に付くかをチェック
後頭部が壁から離れるまたは意識しないと付かない場合はストレートネックになっている可能性大。
また、肩甲骨と壁の間に隙間ができるような感覚がある場合、巻き肩や猫背のサインであり、イエローカード。
カラダがスッキリ!ストレートネックの治し方
ストレートネックは整体院に行かないと治らないと思っている方。答えは「ノー」です。
確かに整体院に行けば、適切な治療を受けたり、正しいストレッチの仕方を教わることができますが、「足を運ぶ時間がない」「治療費が負担になる」という人も多いはず。
そこで自宅でもできるストレートネックを治す方法をご紹介。
ストレートネックが改善するストレッチ
首周りに効くおすすめストレッチ
首に張りや痛みがあると集中力や思考力の低下につながってきます。
首周りの血行が悪くなることで脳に十分な酸素が行き渡らなくなります。物事がうまく進まないとストレスにもなるので筋肉の緊張をほぐしてあげることが大切。
足腰に効くおすすめストレッチ
最初にお話したように、ストレートネックは首だけにアプローチをしても根本の解決にはなりません。
なぜならストレートネックはカラダを酷使したことによる結果であり、歪みや足腰の筋肉などトータルでメンテンナスしていくことが重要なのです。
もう悩まない!ストレートネックの予防法
ストレートネックの悩みから解放されるためには日常生活を変えていくことも重要。
では、一体どんなことに注意をしていけばいいのか。
予防法①:スマホ使用時の姿勢
スマホ操作をするときうつむいて画面を見たり、壁により掛かるような姿勢でいることがストレートネックを助長します。
スマホを顔と同じ高さまで上げ、操作している手のほうの脇の下に、もう片方の手で握りこぶしを作っていれると正しい姿勢を維持しやす苦なります。
スマホを持っている腕が疲れにくくなるのでおすすめ。
予防法②:カバンの持ち手を変える
ショルダーバッグや肩掛けのカバンをいつも同じ側で持つと、カラダが歪む原因となります。
負担がどちらか一方に偏ることで首や肩こりの原因になり、ストレートネックを招く場合があるので注意が必要。
バッグを持たないわけにいかないし、どんなことに気をつければいいのか。
意図的にいつもと違う側で持つようにするといいでしょう。負荷が均等になるリュックもグいいです。
予防法③:枕を変える
意外と盲点なのが「枕」。日々使っているものだからこそ慣れが生じ、自分が合っていないものを使っているとは感じにくいもの。
あなたは、本当に100%自分が適切な高さの枕で寝ていますか?
・寝付きが悪い
・目覚ましがないといつまでも寝ている
・寝ても疲れが取れない
という方は、合わない枕を使っていることで首に負担がかかり、睡眠の質が低下しているかも。
寝具は高いイメージがありますが、5000円以内で買える優秀なオーダーメイド枕も。
予防法④:デスク周りの環境を整える
今の時代、在宅ワークをする人も多いです。ストレートネックを予防するためには、カラダに負担がかからない環境を整えることも大切。
たとえば、パソコンを使用する際はモニターの高さは目線よりもやや下がベストポジションといわれます。
特にノートパソコンを使う場合は目線が下がって姿勢が崩れやすいので注意が必要。
ノートパソコンスタンドを使うことで、疲労軽減や姿勢改善がされストレートネックの予防にもなります。
まとめ:ストレートネックは自分で治せる!
話のまとめ
- ストレートネックはカラダからのSOS
- ストレートネックの原因は首だけじゃない
- 筋肉が凝り固まると頭痛やメンタルにも悪影響を及ぼす
大切なのはストレートネックそのものではなく、ストレートネックになるまでカラダを酷使していることに気づくこと。
自分のカラダの声にきちんと耳を傾け、労るようにしましょう。