知らないと一生三日坊主で終わる?続ける技術を解説
「英語の勉強が苦しくて続かない」
「滑り出しはいつもいいのに気づいたらやらなくなっている」
そのように物事が続かず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
物事が続かない原因は単に“行動にフォーカス”できていない場合がほとんどなのです。
例えば、読書習慣を作りたいなら着目すべき点は、どうすれば読書の冊数を増やすことができるのかがポイントになりますし、ダイエットしたいなら体重が増える行動を排除していく必要があるというわけです。
何かを継続するのに努力は必要ないのです。むしろ、その努力や気合いこそがあなたの継続をジャマしている可能性があるのです。
目次
- 1 英語学習・ダイエットが続かない理由
- 1.1 そもそも人間は怠けるのが好き
- 1.2 “理想の自分”をイメージすると負ける
- 2 続くポイントは自分を騙すこと
英語学習やダイエットなどが続かない理由
そもそも人間は怠けるのが好き
そもそも人間の脳は、頑張ることよりも怠けるほうが得意な性質を持ちます。なぜなら、何かを続けるというのは膨大なエネルギーを使うから。継続の基本は「肩の力を抜くこと」これに限るのです。
朝起きて、顔を洗って朝食を食べて歯を磨く一連の動作は、誰もが何も考えずに行っていることです。それは日常的なことであり、普通のことです。
では、英語の勉強やダイエットはどうなのでしょうか。「今日から1日50単語覚えるぞ!」「1か月で10kgヤセる!」と大きな目標を掲げて全力で取り組もうとします。しかし、これでは脳はすぐに疲れてやる気がなくなってしまうのです。
“肩の力を抜き、何も考えずにとりあえずやってみる”これが習慣化への近道だといえるでしょう。
“理想の自分”をイメージすると負ける
英語を流暢に話している自分、ダイエットに成功した自分、「自分イケてるじゃん」と未来の姿にワクワクしながらモチベーション上げようとする方がいると思います。
しかし、イメージトレーニングが逆効果になる場合もあることを知っておくことが大切なのです。
続かない人の特徴は、おそらく「未来の自分」と「現実の自分」に大きなギャップがあるはずだと思います。自己紹介くらいしかできない英語のレベルから、外国人と英語でコミュニケーションをとりながら仕事をするレベルまでにたどり着くには、それなりの勉強が必要。
肥満体質の人が引き締まった体になりたいなら、やはり相応の運動や食事制限をしなければならない。
最終的なゴールばかり意識していると、脳が勝手に、こんなに努力しないといけないのかとショックを受けてしまうわけなのです。さらに理想の自分をイメージすることで自分は変われた、いつでも変われると錯覚するため、続かなくなってしまうというわけです。
続くポイントは自分をうまく騙すこと
続けるための技術は実はとても簡単です。それは「自分が本当に続けたいかどうか」という点。そうなるためには「自分が好きだからやる」「人に喜んでもらえるからやる」といったポジティブな理由作りが必要になってくるのです。
「~しなきゃいけないから」「~するのが正しいから」という他人が決めつけたような理由でやっていると、やはり続かなくなります。
例えば嫌々ダイエットをしている人がいたとしたら
「自分は毎日食事制限をして、運動もしている。だから、今日は甘いものを食べてもいいかな」と自分に甘くなります。
これを心理学の言葉でいうと「モラル・ライセンシング」というそうです。簡単にいえば、良いことをしたら悪いことをしてもいいだろうという考えが生まれることです。
読書なら好きな作家を見つけることで冊数は自然と増えていきますし、ダイエットなら楽しい運動や料理のレパートリーを増やすことに楽しさを見つければ続けたくなっていくでしょう。
先ほどは続けるのに頑張る必要はないといいましたが、続けられる人とそうでない人の決定的な差は“続けたいと思える工夫”をしているかどうかにあります。
とはいえ、特に興味はないけど仕事上、身に付けるべきスキルなどがあって渋々やらなけばいけない状況にある人もいるかと思います。嫌なことや苦手なことをゼロからイチにするのは大変かもしれないです。
しかし、好奇心を持ってやってみると、些細な楽しみができることもよくあることだと思います。人間関係でも苦手だなと思っていた人が、話してみたら実は気が合う人だったなんて話と似ています。
ここまでの話をまとめると物事を続けるには、
- 努力しないこと
- スモールゴールをクリアしていくこと
- 自分は◯◯が好きだと言い聞かせること
この3つになります。続けるのに性格や才能は必要ないのです。
続けられないのは「続けるスキル」を知らなかっただけだと、そう信じてぜひ試してみるといいかもしれません。