タテヨコなBeauty&Bodymake blog

美容系と身体系に関する記事を綴っていきます。

ウール素材が睡眠に良い理由

羊を数えて眠れたことはありますでしょうか。

それよりも羊に包まれて眠るほうが確実だと思いませんか。

と、いきなり言われても何のこっちゃですよね。

本日は、ウール素材が睡眠に良い理由3つについて解説していきたいと思います。



目次

  • 1. ウール(羊毛)素材が睡眠に良い3つの理由
    • 1-1. 適度な暖かさがあるため
    • 1-2. 温湿度を調整するため
    • 1-3. 抗菌・防臭作用により衛生的
  • 最後に

 

 

 

1. ウール(羊毛)素材が睡眠に良い3つの理由

睡眠に良いポイントは以下の3つ。

  1. 適度な暖かさがある
  2. 温湿度を調整する
  3. 防臭作用がある

それぞれ解説します。

 

1-1. 適度な暖かさがある

まずはなんといっても天然の保温性があることです。

羊毛繊維にはちぢれ(クリンプ)があるため、空気をたくさん抱え込むことができます。

なんと体積の約60%が空気とも言われているのだとか。

そして、抱え込んだ空気の層が断熱材のような働きをしているため、より高い保温性を実現できるのです。

1-2. 温湿度を調整する

暖かいのに蒸れにくいということ。

これがウールの最大の長所なのです。

湿気を吸収し、発散させる性質に優れていて、吸湿力は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍とも言われているのです。

睡眠時、人の体温は下がるようになっているのですが、羊毛素材の寝具は保温性が高いものの、この体温低下を上手に促すことで睡眠に良いと考えられています。

 

人は眠るときに汗をかいて体温を下げている

シドニー大学が行った興味深い実験です。

  • 被験者は17名の若い成人
  • ウール100%のパジャマと綿100%のパジャマをそれぞれ着て睡眠を測定
  • 室温はそれぞれ17℃と22℃の環境下で行われた

その結果、綿100%のパジャマを着用していた場合は眠りに落ちるのに15分かかっていたが、ウール100%のパジャマを着用していた場合は11分だったようで、ウール素材のパジャマは寝付きに良い効果があるという研究結果が報告されています。

 

1-3. 抗菌・防臭作用により衛生的

さらにウールには天然の抗菌作用も持っています。

衛生的な環境で眠るのが大事なのは言うまでもありません。

ウール自体がニオイを吸収するという側面もありますし、湿気を抑えることでバクテリアの繁殖を抑えてニオイを抑える働きもあるのです。

Wool Markの報告によると、同じ環境下ではウールのニオイはポリエステルよりも66%低く、コットンよりも28%低かったとと言う報告もあるとのことです。



最後に

ウール素材が睡眠に良い理由について納得していただけていれば嬉しいです。