サウナの睡眠効果(深い睡眠の増加・寝つきの改善)と理由
こんにちは。私は最近サウナにはまっています。
サウナ浴で睡眠の質が高まると聞いたことがあるかもしませんが、入浴方法が正しくないと、睡眠に悪影響が生じる恐れがあるのはご存知でしょうか。
そこで本日は、
- サウナで睡眠の質が上がる理由
- 快眠に役立てるサウナの入り方
- サウナを台無しにしない入浴後の環境
などについて解説していきます。
ぜひあなたのサウナ生活の参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
- 1. サウナで睡眠の質が上がるとの研究報告
- 1-1. なぜサウナ浴で深い睡眠(徐波睡眠)が増えたのか?その理由
- 1-2. 快眠に役立てるサウナの入り方
- 就寝時刻の3時間前に入ること
- 水を十分摂取すること
- 1-3. サウナを台無しにしない入浴後の環境
- 最後に
1. サウナで睡眠の質が上がるとの研究報告も
サウナと睡眠の関係を調べた研究はなかなかありません。
そのような中で珍重されているのがサウナ大国フィンランドの研究者、プトコネンさんとエロマーさんが1976年に行った実験なのですが、内容は以下の通りとなります。
- 被験者はアスリート5名
- サウナ入浴の有無での睡眠を比較
- サウナ有では眠りの最初の2時間での深い睡眠(徐波睡眠)が70%増えた
- サウナ有では眠りの最初の6時間での深い睡眠が45%増えた
- サウナ後、入眠時刻が早まった(寝付きが良くなった)
眠りの最初のほうに深い眠りが現れる
これは驚きでなのではないでしょうか。
かなりの快眠効果があると考えられます。
1-1. なぜサウナ浴で深い睡眠(徐波睡眠)が増えたか。
ここで気になるのが、快眠効果の理由です。
上記の研究をもとにフィンランドサウナ協会が提唱している仮説がいくつかあるのでそれぞれ解説します。
上昇した体温が入眠に向かって下がっていく
主要因は体温なのです。
人は入眠前から体の内部の体温を下げて休息モードに入っていきます。そのため、入眠前にサウナに入ることで一時的に体温が上がると、その後の体温低下がスムーズになるため入眠しやすくなるとされているのです。
人は眠るときに汗をかいて体温を下げる
また、体温上昇により幸せホルモンとして知られるセロトニンの代謝が促進されることも一因と考えられているのです。
下記のような流れとなります。
もちろん、ノルアドレナリンが減少するということは自律神経にも影響があると考えられるのです。
つまり、副交感神経が優位になることでリラックス感が生まれたり、眠気を感じるようになると考えられます。
1-2. 快眠に役立てるサウナの入り方とは
就寝時刻の3時間前に入る
サウナに入るのは就寝時刻の3時間前までにするようにしましょう。
そして、遅くとも就寝時刻の2時間前にはサウナから上がりましょう。
これは体温と関係しています。
体温が高いままだと眠気が訪れにくくなるので「体温が下がることで眠気が生まれる」ということを頭に置いてサウナに入る時間帯を決めていきましょう。
水を十分摂取する
サウナ後に脱水状態にならないよう水を十分摂取するようにしましょう。
しかし、水を必要以上に摂取してしまうと夜中に尿意で目覚めてしまうことになりますので、なかなか調整が難しいとは思いますが、適度に留められるよう気をつけていきましょう。
1-3. サウナを台無しにしない入浴後の環境
サウナ入浴後の注意事項です。
体温の低下を邪魔しないために通気性・吸放湿性の高い寝具やパジャマを使うこと。
• 通気性に優れたマットレス
• 綿素材などのシーツカバーやパジャマ
など。
ポリエステル素材のジャージなどを着ているとせっかくのサウナ効果を台無しにする恐れがあるので、睡眠環境にはしっかりこだわっていきましょう。
最後に
サウナの睡眠への効果から上手な入り方まで参考になっていただけると幸いです。