タテヨコなBeauty&Bodymake blog

美容系と身体系に関する記事を綴っていきます。

体臭がきつい男性の共通点7つと正しいケア方法

男のボディケアで重要な体臭の原因や正しいケア方法について解説。

「自分は大丈夫」と思っているかもしれませんが、自分のニオイは意外と気づかないもの。体臭がニオイやすい人にはいくつか共通点があることがわかってきています。

  自分の体臭が臭っていないか気になる

  • ニオイで周りに不快な思いをさせたくない
  • 初対面で嫌われたくない
  • 自分に自信をつけたい

こんな悩みを抱えている方はぜひ参考にしてみては。

 



目次

  • 1 「体臭がきつい人」になりやすい共通点7つ
    • 1.1 その①:顔がテカりやすい
    • 1.2 その②:暑がりで汗をかきやすい
    • 1.3 その③:肉や高脂肪の食事を頻繁に食べる
    • 1.4 その④:タバコを吸う
    • 1.5 その⑤:肥満気味である
    • 1.6 その⑥:便秘に悩んでいる
    • 1.7 その⑦:運動習慣がない
  • 2 体臭の原因は「汗」と「皮脂」にある
    • 2.1 汗にも種類がある
    • 2.2 皮脂が多い部位はニオイやすい
  • 3 「不快なニオイ」は第一印象を悪くする
  • 4 科学的に正しい体臭対策6つ
    • 4.1 対策①:こまめに汗を拭く
    • 4.2 対策②:デオドラント・制汗剤を持ち歩く
    • 4.3 対策③:体を丁寧に洗う
    • 4.4 対策④:機能性肌着を着る
    • 4.5 対策⑤:食生活を見直す
    • 4.6 対策⑥:適度な運動を心がける
  • 5 まとめ:体臭は他人事ではない!ニオイケアは思いやり

「体臭がきつい人」になりやすい共通点7つ

 

体臭は生理状態やライフスタイルなどによって変化しますので、以下に当てはまる方は、体臭が発生しやすい傾向にあるので注意が必要。

  • 顔がテカりやすい
  • 暑がりで汗をかきやすい
  • 肉や高脂肪の食事を頻繁に食べる
  • 喫煙者である
  • 肥満気味である
  • 便秘になりやすい
  • 運動習慣がない

 

その①:顔がテカりやすい

ニオイは汗や皮脂が常在菌に分解されることで発生。

Tゾーンは皮脂の分泌が多い上に男性の肌は、女性の肌と比べて皮脂分泌量が約2~3倍多いそうです。

男性の肌は皮膚が厚く、キメが粗くて毛穴が目立ちやすい傾向があり、肌触りもザラザラしがち。また、女性の肌に比べて皮脂の分泌量が2~3倍と多いですが、その一方で、保水力に関わる角層細胞面積が女性より少なく、水分蒸散量は2倍以上、肌の水分量は女性のわずか30~50%。

スキンケア習慣がない方は、知らずしらずのうちに顔が脂臭くなっているかもしれません。

その②:暑がりで汗をかきやすい

脇汗が多くて悩んでいる方は多いでしょう。

脇の下は他の部位と比べても閉塞的な空間で汗が蒸発しにくく、皮膚常在菌も多いので臭いやすい部位

汗を臭わせないためには、常在菌に分解される前に汗をこまめに拭くことが大切。

その③:肉や高脂肪の食事を頻繁に食べる

食事は体臭に影響を与える要因の一つ。

肉や高脂肪の食事に含まれる動物性のタンパク質や脂質は、分解されると加齢臭や皮脂臭のトリガーになるのです。

豆腐や納豆などの豆類、芽キャベツブロッコリーといった野菜には植物性タンパク質が多く含まれます。

一方に偏るのは良くないですが、バランスよく摂ることを心がけるといいでしょう。

その④:タバコを吸う

美容や健康面からいっても喫煙をしていて、いいことはなし。

そもそも汗は体温を調整するために発汗するのですが、タバコを吸うと体温調整中枢が刺激されてを発汗量が増えます。

発汗量が増えると雑菌も繁殖するので、臭いやすくなるというわけ。

タバコに含まれる有害物質が血液に溶け出し、体内にめぐることで体臭自体がタバコ臭くなるという報告も。

その⑤:肥満気味である

脂肪は体温を守る役割があるため、体の熱がこもりやすいのです。発汗量も増えますし、汗も蒸発しにくいので臭いやすいといえるでしょう。

かいたばかりの汗は無臭ですが、常在菌に分解されることでニオイが発生します。こまめに汗を拭くことが大切。

その⑥:便秘に悩んでいる

便秘で体臭が臭う原因は、悪玉菌の増加で腸内に有害物質を含んだガスが発生するからです。

腸内で発生したガスは、腸壁から吸収されて血液に溶け出して体をめぐり、その結果体臭や口臭としてニオイの原因になるのです。

長時間のデスクワークや日々のストレス、運動量の低下など男性でも便秘になるリスクは十分にあるので注意が必要。

その⑦:運動習慣がない

運動習慣がないと汗腺機能が低下するため、体臭がきつくなりやすい。

とはいえ、運動習慣がない人がいきなりジムに通ったり、ジョギングをはじめてもまず続かないでしょう。

家事や通勤など日常生活の中で生じる運動量を増やすのがおすすめ

階段で上り下りをする、一駅分多く歩くなど自分ができる範囲のことをやるだけでも変化は出てきます。

汗腺を鍛えてサラサラとした「いい汗」をかくことが、体臭を防ぐ秘訣です。

 

体臭の原因は「汗」と「皮脂」にある

 

ここからは、体臭が発生する原因について解説。

結論からいうと、体臭のもととなるのは体から分泌される「汗」「皮脂」そして「皮膚常在菌」。

不快なニオイは、汗や皮脂が古い角質と混ざり合うことで皮膚常在菌に分解されることでニオイが発生してきます。

汗にも種類がある

汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つ。

アポクリン腺:耳の裏や脇の下などごく一部に存在しており、アポクリン腺から分泌される汗は本来無臭ですが、常在菌の分解によってニオイが発生してきます。

エクリン腺:全身に存在する汗腺でエクリン腺から出る汗の99%は水分で、それ以外はほぼ塩分といわれていおり、ほとんどが無臭です。

汗腺には老廃物など不要な成分をろ過する機能があるのですが、発汗量が多いとろ過しきれずにニオイが発生しやすくなるのです。

皮脂が多い部位はニオイやすい

人間の体には、「脂漏部位」という皮脂の分泌が多い場所があり、皮脂が多いということは、臭うリスクも高いことになるので、清潔に保つことが大切。

 主な脂漏部位

  • 頭皮
  • Tゾーン
  • 耳のうしろから首
  • 脇の下
  • へそ
  • 背中

これらの部位は、加齢臭が発生しやすい部位。

加齢臭は皮脂腺から分泌される脂肪酸が酸化してノネナールという物質になることで、独特なニオイを発します。

体臭の原因は「汗」と「皮脂」なので体を清潔に保つことが一番の対策方法。

汗をかいたら速やかに拭く、体を丁寧に洗うなど適切なケアを。

 



「不快なニオイ」は第一印象を悪くする

 

自分の体臭はなかなか気づきにくいもの。だからこそ、「自分は大丈夫」と思っている人も少なくないかもしれませんね。

ですが、心理学の知見からいってもニオイに関する記憶は残りやすく、第一印象に大きな影響を与えるので日頃からケアはしておくべき。

ここで一つ、日用品などで有名なP&Gが2014年に行った第一印象に関する調査をご紹介。

 20~40代の会社員600人を対象

  職場で初対面の人に対しどのような要素が第一印象の形成に影響を与えるかを調査

 男性は「礼儀正しさ・ビジネスマナー」を最重要視すると回答

 女性はニオイなどを含めた「清潔感」や「身だしなみ」を最重要視すると回答

この調査で男性のニオイに対する意識は、3割程度であることもわかりました。

人の第一印象は一度決まると、それを裏付ける箇所ばかりに意識が向くようになり、ニオイの情報は脳に伝達されるので記憶に残りやすいです。

どんなに身なりを整えて礼儀正しくいても女性相手の場合、ニオイで失敗すると第一印象はマイナスに働きます。

体臭は誰にでもあるものと認識し、日頃からケアをしておくことが大切。

 

科学的に正しい体臭対策6つ

 

具体的にどうすればニオイのリスクを減らせるのか。

体臭がきつくなりやすい共通点、体臭の原因から科学的に正しいニオイ対策をご紹介。

 

対策①:こまめに汗を拭く

かいた直後の汗は無臭なので、臭う前にこまめにタオルなどで拭き取るのがポイント。

よく汗をかくという方は、少し大きめのタオルを持ち歩くようにしましょう。

使ったタオルにニオイが染み付かないように速やかに洗うことも重要。

対策②:デオドラント・制汗剤を持ち歩く

「こまめに汗を拭くのは面倒……」という方は、携帯しやすいデオドラント・制汗剤をカバンの中に1つ入れておきましょう。

デオドラントの役割は、「制汗」「抗菌」「消臭」「マスキング」の4つ。。

  • 制汗:汗を出にくくする
  • 抗菌:皮膚常在菌の繁殖を抑制する
  • 消臭:発生した体臭をニオイを抑える
  • マスキング:悪臭を別のニオイで包み隠す

1つで全て担えるものもありますし、制汗と抗菌に特化したものも。自分に合ったデオドラントを選んでみてください。

男性の場合、「汗をかきやすい」「なるべくかさばるものは持ちたくない」という方が多いと思うので、シートタイプがおすすめ。

肌に直接塗るロールオンタイプや、スティックタイプは小さい上に防臭・消臭効果に優れます。

対策③:体を丁寧に洗う

耳の後ろから首にかけてや、脇の下は皮脂が多い「脂漏部位」とされており、ニオイやすい部位です。男性は今まで以上に丁寧に洗うことが重要。

また、洗うときは以下のポイントを抑えておくとニオイにくくなるでしょう。

ボディソープは男性向けのものを使う

男性向けのボディソープは、皮脂が多い男性のために洗浄力がコントロールされているので、

「洗浄力が優しい=肌に優しい」というイメージがあるかもしれませんが、洗浄力が弱すぎると洗い残しの原因になり、かえってニオイやすくなるので注意が必要です。

体は「手洗い」が基本

かたいボディタオルでゴシゴシ擦りすぎてしまうと、肌が乾燥する原因に。

ボディソープを泡立てて、手で洗うだけでも汚れは十分に落ちますので、こすりすぎず、“適度洗い”ができる手は理にかなった方法です。

どうしてもボディタオルで体を洗わないと気持ち悪いという方は、週1~2回までにとどめるといいでしょう。

背中はやわらかいボディタオルで

手が届きにくい背中などは、綿や麻といったやわらかい素材のボディタオルで洗うのがおすすめ

特に背中は洗い残しが目立つ部位なので、ニキビやブツブツができやすいのでまんべんなく丁寧に洗うこと心がけましょう。

対策④:機能性肌着を着る

体臭対策は、肌着が吸収した汗から臭うことも考慮しましょう。

コットンなどの天然繊維素材は吸収性に優れているがゆえにベタつきやすく、乾きにくいので特に汗っかきの方は控えた方がいいでしょう。

対策⑤:食生活を見直す

お肉や揚げ物、背脂たっぷりのラーメンなど高脂肪の食事が多い方は、体臭がきつくなりやすいので要注意。

食生活を改善したら奥さんや彼女からニオイを指摘されなくなったという話は多いです。

自分のできる範囲で少しずつ改善していくと、体は正直なので必ず変化は現れてきます。

対策⑥:適度な運動を心がける

皮膚科学の世界では、体臭がきつくなりやすい要因の一つとして「汗腺機能の低下」があります。

簡単に説明すると、運動不足の方は汗腺機能が低下しやすく、ベタベタとした“臭いやすい汗”をかきやすいのです。

ベタベタの悪い汗になる原因は、汗腺が正しく機能していないためで、汗腺は比較的新しい器官なので使わなければすぐに機能が衰えていきます。日頃からエアコンのきいた室内でばかり過ごしていたり、運動不足などで汗をかく機会が減れば、汗腺の機能も低下しやすくなってきます。

とはいえ、ジムに通ったり、ジョギングを始めたりするのはハードルが高いので

  • 階段で上り下りをする
  • 1つ手前の駅で降りて歩く
  • 「ながら運動」をする

など、日常生活の中で少し工夫するだけでも運動不足解消につながってきます。

ポイントは、少し頑張ればできる程度に設定すること。ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

まとめ:体臭は他人事ではない!ニオイケアは思いやり

内容のまとめ

  • 体臭は誰にでも起こり得る問題である
  • 生理状態や生活習慣によって体臭は変化する
  • 臭わせないためには「汗」と「皮脂」をマネジメントしよう

体臭はとてもデリケートな問題なので、よほど親しい間柄でないと指摘しにくいです。

自分の家のニオイは無臭だと思っていても、他人の家のニオイは感じやすいのと同じで、自分の体臭は気づきにくいもの。

「自分は大丈夫」と過信せず、他者への気遣いだと思ってこまめにケアを心がるといいでしょう。