タテヨコなBeauty&Bodymake blog

美容系と身体系に関する記事を綴っていきます。

初心者のためのメンズスキンケア入門

「これからスキンケアを始めたい」という男性に向けて、初心者におすすめのスキンケア方法ご紹介。

初めてスキンケアをするという男性でも

  • 本当に正しいスキンケアのやり方
  • おすすめのメンズコスメ
  • トラブルが起こりにくい肌

がわかるようになり、誰でも清潔感のあるきれいな肌を目指せるようになります。

 

 



目次

  • 1 メンズこそスキンケアが必要な理由
  • 2 【初心者向け】メンズスキンケアの正しい手順
    • 2.1 手順①:洗顔で汗や皮脂汚れを落とす
    • 2.2 手順②:肌に優しいシェービングを心がける
    • 2.3 手順③:保湿して肌を整える
    • 2.4 手順④:紫外線から肌を守ろう
  • 3 【初心者必見】メンズスキンケアアイテムの選び方
    • 3.1 ポイント①:メンズ向けアイテムから選ぶ
    • 3.2 ポイント②:無理なく続けられるものを選ぶ
    • 3.3 ポイント③:心地よさで選ぶ
  • 4メンズスキンケアでよくある質問
    • 5.1 Q1:最低限必要なスキンケアって?
    • 5.2 Q2:スキンケアをするタイミングを知りたい
    • 5.3 Q3:自分の肌質を的確に知る方法は
    • 5.4 Q4:化粧品はたくさん塗れば効果も大きくなる?
    • 5.5 Q5:スキンケアアイテムは同じブランドで揃えるべき?
  • 5 まとめ:メンズスキンケアは難しくない!

メンズこそスキンケアが必要な理由

 

男性も身だしなみが求められる昨今ですが、そもそもどうして男性もスキンケアが必要なのか。

男性の肌は、ホルモン等の影響により女性の肌と比べて、皮脂分泌量が約2~3倍多く、かつ水分量が約半分以下と少ないため、テカるのにカサつきやすいという特徴が。

加えて毎日のシェービングや紫外線、空調等で肌は過酷な環境にさらされ、毛穴や乾燥、シミ、シワ、ハリ不足といった肌トラブルが起こりやすいのです。

 

皮膚科学では「皮膚は内面を映す鏡」といわれており、健康状態や心、神経と深く関係します。

たとえば、ストレスが溜まるとニキビができたり、疲れているとクマができたりと。

手入れをされていない肌は見た目の印象にも影響がでます。

特に顔は視線が一番集まる部位なので、手入れされていない肌は「清潔感がない人」と思われやすく、第一印象で損をする可能性さえも。

こうした観点から、メンズスキンケアは身だしなみのアップデートに欠かせないツールなのです。

 

メンズスキンケアの正しい手順

 

「メンズスキンケアを始めたいけど、何をすればいいのか」と思っている方は多いのでは。

男性のスキンケアは、下記4つの手順で行うのが基本。

  • 洗顔
  • シェービング
  • 保湿
  • UV対策

それぞれどんなことに注意すればいいのか、掘り下げていきます。

①:洗顔で汗や皮脂汚れを落とす

 

洗顔はスキンケアの基本ともいえる工程。顔は洋服で覆われている体と違い、常に外部にさらされているため、朝と夜の1日2回行うのがベストです。

男性は皮脂分泌量が多く、毛穴の詰まりや黒ずみつながるので、洗顔料を使って丁寧に洗うことが大切。

また、先に洗顔を済ませておくことで、ヒゲを剃りやすくする役割も。

 

メンズ洗顔は、以下の手順で行うと肌に負担をかけずに洗うことができます。

 メンズ洗顔の基本5ステップ

  • ぬるま湯で軽くすすぐ
  • 泡立てネットで洗顔料を泡立てる
  • 皮脂が多いTゾーン→顔全体に洗顔料を乗せる
  • ぬるま湯で十分にすすぐ
  • 清潔なタオルで水気をとる

ステップ①:ぬるま湯で軽くすすぐ

顔に付着している汗やホコリといった汚れを落とすため。お湯の温度は、少し冷たく感じるくらいの32~34℃がおすすめ。

 

35℃以上のお湯で洗うと必要なうるおいを洗い流してしまうそうです。

ステップ②:泡立てネットで洗顔料を泡立てる

洗顔料は泡立てることで肌への作用が緩やかになり、肌に優しい洗顔をすることができるようになります。

また、泡がクッションとなることで肌への摩擦を軽減にもなるので、ぜひ泡立てて洗顔してください。

 

 

「泡立てるのがどうしても面倒……」という方ははじめから泡で出るポンプ式の洗顔料がおすすめ。

 

洗顔料はチューブタイプなら2~3cm、ポンプタイプなら1~2プッシュが適量。

ステップ③:皮脂が多いTゾーン→顔全体に洗顔料を乗せる

泡立てた洗顔料は、顔に乗せるだけで汚れを落としてくれるので皮脂が多い部位Tゾーン→顔全体に洗顔料をつけていきます。

汚れが気になるからといって長時間洗ったり、ゴシゴシ擦ったりするのはNG。

 

鼻周りなど汚れが気になる部位は、泡を軽くプレスするように押さえることで汚れが落ちやすくなります。

また、洗顔料が肌に長時間乗っている状態は負担になるので、10~20秒程度で洗い流すようにするといいでしょう。

ステップ④:ぬるま湯で十分にすすぐ

ステップ1と同様に32~34℃のぬるま湯でしっかりとすすぐ。

夜は入浴と一緒に済ませる方も多いと思いますが、シャワーですすぐ場合は、水圧が強いままただと肌への刺激になるので、弱めて使うようにすると良いでしょう。

ステップ⑤:清潔なタオルで水気をとる

顔を拭くときはタオル全体で顔を覆うように優しく拭くことを心がける。顔の肌はとてもデリケート。なので、ゴシゴシ拭くのはNGです。

 

 

手順②:肌に優しいシェービングを心がける

 

シェービングは男性ならではのスキンケア。「シェービングを制するものがメンズスキンケアを制す」というくらい重要。

・「ヒゲを剃ると赤みが出る」

・「ヒリヒリして肌が痛む」

・「赤いブツブツができてしまう」

こんな悩みを抱えている方は多いのでは。ではカミソリ負けしないためには、どんなことに注意したらいいのか。

肌に負担をかけないシェービング方法は下記のとおり。

 肌に負担をかけないヒゲ剃りのポイント

  • シェービングは朝がおすすめ
  • お湯またはホットタオルで温める
  • 専用のシェービング剤を使う
  • 優しく・ゆっくりと剃る
  • T字カミソリは順剃り・電気シェーバーは逆剃りで
  • 保湿する

普段何気なくヒゲを剃っている方も多いかと思いますが、ちょっとしたコツを取り入れるだけで肌への負担が大きく減ります。

 

①:シェービングは朝がおすすめ

ヒゲがもっとも活発に伸びるのは、朝6時ごろから10時ごろといわれます。夜の入浴時に剃ると翌日の昼頃には伸びてきてしまうため、シェービングは朝行うのがいいでしょう。

健康な方であれば、起床後すぐに剃っても構わないのですが、顔がむくみやすい方は10~15分くらい時間を置いてから剃るのがベスト。

②:お湯またはホットタオルで温める

ヒゲは水分を与えると約3割膨張して柔らかくなるので、お湯(37~38℃)またはホットタオルで温めてから剃るといいでしょう。

おすすめなのは「ホットタオル」。顔を温めることで血行が促進され、むくみ改善も。

 

特に乾燥する冬場や、お酒を飲みすぎた翌日はカミソリ負けしやすいので、やったことがない方はぜひ試してみては。

③:専用のシェービング剤を使う

専用のシェービング剤を使うメリットは主に3つ。

  • 刃のすべりが良くなり滑らかに剃ることができる
  • ヒゲを柔らかくする
  • 抗炎症剤や保湿剤が入っており肌の負担を減らせる

ヒゲは黄銅線と同じくらいの硬さがあるといわれており、専用のシェービング剤を使うことでカミソリ負けのリスクを減らすことが。

ちなみにT字カミソリ、電気シェーバーにはそれぞれ専用の助剤があり、1本持っておくこととても便利。

④:優しく・ゆっくりと剃る

僕の経験上、シェービング後の肌あれに悩んでいる人の9割は、肌に負担がかかる剃り方をしています。

ヒゲは黄銅線と同じくらい硬いといわれているため、カミソリやシェーバーを早く動かすと一度で剃り切れません。

 

結果、何度も同じ箇所を剃ることで肌を傷め、カミソリ負けが起こります。

T字カミソリでも電気シェーバーでも、ヒゲを剃るときは手の力を抜き、優しく押し当てながらゆっくりと剃ることが大切。

⑤:T字カミソリは順剃り・電気シェーバーは逆剃りで

実はT字カミソリと電気シェーバーとではヒゲの剃り方が異なります。

  • T字カミソリ:ヒゲを根本から切断する
  • 電気シェーバー:回転する網刃がヒゲをとらえて切断する

T字カミソリの薄い刃で逆剃りをすると、肌が必要以上にひっぱられ、刃の切れ味も落ちてしまうため「順剃り」が適しています。

反対に電気シェーバーは芝刈り機のように「刈り取る」イメージでヒゲを剃るので、順剃りだとヒゲが巻き込みづらく「逆剃り」の方が理にかなっています。

 

手順③:保湿して肌を整える

 

男性の肌は油分が多く、水分が少ないため手入れを怠ると毛穴やニキビといった肌トラブルにつながります。

特に洗顔後、シェービング後の肌はとてもデリケートな状態なので、しっかりと保湿をすることで乾燥予防になります。

保湿のスキンケアアイテムは、下記の順番が基本。水っぽいものから順に使う、と覚えておくといいです。

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液・クリーム

使うアイテムは年代や肌悩みによって異なるので、必ずしも全部使う必要はありません。

目安にはなりますが、各年代ごとで行うスキンケアをまとめたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 年代別やっておきたいメンズスキンケア

  • 10代~20代前半:化粧水、少量の乳液(乾燥が気になる部位のみ)
  • 20代後半~30代前半:化粧水、乳液・クリーム(主にUゾーン)
  • 30代後半~40代以降:化粧水、美容液、クリーム

また、「これからスキンケアを始めたい」「興味がある」という方は、化粧水や美容液、乳液などが1本で完結する「オールインワンタイプ」からはじめるのがおすすめ。

特にメンズ向けの保湿アイテムはオールインワンタイプが主流になっており、種類も豊富なので自分の肌質や肌悩みとマッチするものが見つけやすいと思います。

男性の肌に合うようにみずみずしい、さっぱりとした使用感も多く、ストレスなく使えるのもポイントの一つ。

 

 

オールインワンタイプを使う場合、基本は1ステップでオッケーですが、人によっては保湿力が物足りなく感じる方もいるかと思います。

特に口周りやあご、モミアゲ等はシェービングの影響で乾燥しやすくなっているので、必要に応じてクリームを塗るといいでしょう。

手順④:紫外線から肌を守ろう

保湿が完了したら、最後は日焼け止めを塗ってUV対策を。

「日焼け止めを塗るのが面倒……」「ベタつくから好きじゃない」という男性は多いかと思いますが、カッコよく歳を重ねたいなら今から日焼け止めを塗っておくべき。

米国皮膚科学会では「老化の8割は紫外線によるもの」と考えられており、今浴びた紫外線が10年後、20年後の「シミ」「シワ」「たるみ」となって現れてきます。

また、UV対策をしておくことで皮膚疾患の予防にもなるため、男性も日焼け止めを塗っておいて損はなし。

 


【初心者必見】メンズスキンケアアイテムの選び方

 

「スキンケアアイテムって何を選べばいい?」といった悩みを抱えている方は多いと思います。

初心者の場合、まずは下記3つのポイントを押さえておくのがおすすめです。

  • メンズ向けアイテムから選ぶ
  • 無理なく続けられるものを選ぶ
  • 心地よさで選ぶ

 

ポイント①:メンズ向けアイテムから選ぶ

メンズ向けのスキンケアアイテムは、男性の肌質や使用感の好み、ライフスタイルなどを考慮されているため、失敗しにくいです。

 男性の肌質の特徴

  • 皮脂分泌量が多い → 毛穴・テカリ
  • 水分量が少ない → カサつき・ハリ不足
  • シェービングの習慣 → 肌あれ

メンズ向けのスキンケアアイテムには、こうした肌悩みにアプローチしつつ、ベタつきの少ないみずみずしい使用感のものが多いので、初めての方でも違和感なく使えます。

また、出張や旅行先でも持ち運べるようにサイズ感が工夫されていたり、壊れにくい容器が採用されています。

こうした観点から、初心者はまずメンズ向けのスキンケアアイテムから選ぶのがおすすめ。

ポイント②:無理なく続けられるものを選ぶ

スキンケアにおいて一番大切なのは、継続すること。そのため価格はとても重要。

アイテムや使い方などによって異なりますが、だいたいの化粧品は1つで約2~3か月くらい持ちます。

ちなみに最低限揃えておきたいアイテムは「洗顔料」「化粧水」「乳液」の3つで、3,000円~5,000円台でおさめられます。

 

 

使い切ったときに近場ですぐ買えるか、ネット注文ですぐに届くかといった入手のしやすさも考慮しておくと便利。

ポイント③:心地よさで選ぶ

どんな高級化粧品や、レビュー評価の高い化粧品でも自分が心地よく使えなければ続けられません。

サラサラとしたテクスチャーが好み、リラックスできる香りが好きなどのポイントから選ぶと楽しくなります。

ネットの意見を参考にするのは悪いことではありませんが、周りのネガティブな意見に影響されすぎると自分も批判的になってしまいますので、自分が好みか・好みじゃないかという軸は持っておきたいところ。

 

【洗い上がりスッキリ】おすすめメンズ洗顔

メンズ向けの洗顔料は、固形石けんやフォームタイプ、泡洗顔タイプあたりがスタンダード。

基本的には好きなものを選んでもらって大丈夫ですが、初心者の場合はあまり肌質を選ばないフォームタイプがおすすめです。

洗顔後、肌がつっぱる感覚やカサつきが気にならなければ、自分の肌質に合っていると見ていいと思います。

 

メンズスキンケアでよくある質問

 

これからメンズスキンケアをはじめたいと思っている方が安心して行えるように、よくある質問や疑問をまとめてみました。

 

Q1:最低限必要なスキンケアは?

年代や肌質などにもよりますが、「洗顔料」「オールインワン化粧水」は最低限揃えておきたいところ。

男性は皮脂分泌量が多いので、汚れをしっかり洗い流すことが大切。

また、カサつきがちな肌を放っておくと肌内部の水分と油分のバランスが乱れて毛穴やニキビなどの肌トラブルにつながりますので、保湿して肌を整えてあげるといいでしょう。

Q2:スキンケアをするタイミングを知りたい

基本は、朝と夜の1日2回。

  • 朝:洗顔、シェービング、保湿
  • 夜:洗顔、保湿

朝は寝ている間に分泌された皮脂を洗顔でオフし、ヒゲを整えてデリケートになっている肌をしっかりと保湿。余裕が出てきたら、家を出る前に日焼け止めを塗れば完ぺき。

夜は顔に付着したホコリや皮脂汚れを洗い流す。入浴時に洗顔をした場合、保湿は10分以内に済ませましょう。

Q3:自分の肌質を知る方法は

セルフチェックは知識がないと難しいので、皮膚科医に相談をするのが一番確実。

 

Q4:化粧品はたくさん塗れば効果も大きくなる?

答えは「ノー」。

植物に水をあげすぎると病気になったり、枯れたりするのと同じで、肌も適量を超えると刺激になる場合があります。

すぐに効果が出なくても、毎日丁寧に手入れをすれば肌は必ず応えてくれますよ。

Q5:スキンケアアイテムは同じブランドで揃えるべきか?

大半のコスメは、相乗効果が得られるように作られており、同じブランドで統一するメリットはあり。

とはいえ、好みの問題もありますからこだわる必要はなし。

 

まとめ:メンズスキンケアは難しくない。

スキンケアと聞くと「手間がかかりそう」「面倒くさそう」というイメージがあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

肌が変わっていく様子はとても楽しいし、気持ちも前向きになって自分に自信が持てるようになってきます。