タテヨコなBeauty&Bodymake blog

美容系と身体系に関する記事を綴っていきます。

髪で悩まないための正しいシャンプー方法

髪と頭皮を正しく守るシャンプー方法について解説。

毎日髪を洗っているはずなのに、頭皮が乾燥してかゆみが出たり、フケが気になる。不潔と思われたくないし、薄毛にならないか心配。男性のための頭皮ケアについて知りたい。

 

こんな悩みを抱えている人は多いのでは。

頭皮の乾燥やフケ、白髪、薄毛などの頭皮トラブルを防ぐには、髪の毛と頭皮を清潔に保つことが大切です。

たとえば、シャンプーは、ほとんどの人が毎日行っています。でも、知らないうちに自己流になってしまっています。

シャンプーは髪の毛や頭皮環境を守るうえで、非常に大切な工程。

逆をいえば、正しい髪の毛の洗い方を知ることで、ある程度の頭皮トラブルは予防できるということなのです。

 

将来、髪の毛や頭皮のことで悩みたくないという人のために、シャンプーの方法を解説していきます。

 



目次

  • 1 なぜ正しいシャンプーが大切なのか?
    • 1.1 髪の“油分”も落とそう
    • 1.2 頭皮トラブルは洗いすぎにあった!
  • 2 頭皮が整うシャンプーの仕方
    • 2.1 STEP1. 湯洗いを入念にしよう
    • 2.2 STEP2. シャンプーを正しくつけよう
    • 2.3 STEP3. 手の力を抜いて洗おう
    • 2.4 STEP4. トリートメントを使おう
    • 2.5 STEP5. すすぎ残しに注意しよう
  • 3 髪の乾かし方が差をつける
    • 3.1 タオルでこすらない
    • 3.2 ドライヤーの使い方で髪は変わる
  • 4 まとめ:髪は工夫一つで変えられる!

 

なぜ正しいシャンプーが大切なのか

正しいシャンプーが大切な理由は、シャンプーをする2つの目的にある。

  • 頭皮の汚れを落とすこと
  • 髪の毛の“油分”を落とすこと

頭皮が汚れたままだと、さざまな頭皮トラブルの原因になるのことはほとんどの人がご存知かと思います。

では、何が理由で頭皮環境が乱れるのか。答えは、皮脂をエサとする皮膚常在菌が繁殖してしまうため。

人間の体内にはおよそ10兆~100兆の菌が住んでいるといわれます。

清潔な頭皮を守るためには、適切な洗髪をし、菌のバランスを保つことが重要です。

 

髪の“油”も落とそう

意外と見落とされがちなのが、髪の毛に付着した油分。

現代は若者を中心に美意識の高い人がとても増え、整髪料やトリートメントを愛用している人も多いことでしょう。

しかし、ワックスなどに含まれる油分は落ちにくく、蓄積すると髪質が悪くなるので、髪も丁寧に洗う意識を持つことが大切。

 

頭皮トラブルは洗いすぎにある

こう言うと、「髪は毎日隅々まで洗っています」という人がいますが、

実際に頭皮の悩みを相談にくる方のおよそ8割は、毎日洗髪をしているにもかかわらず、頭皮の乾燥やかゆみ、フケなどに悩んでいます。

そこで、どのように髪を洗っているのかを質問すると驚くべき答えが返ってきます。

  • シャワーは熱々のお湯を使う
  • 指を立ててゴシゴシ洗う
  • 二度洗いをする
  • シャンプーをつけたまましばらく放置する

確かにゴシゴシ洗ったり、熱いお湯で流すと洗った感じがするので気持ちがいいのはわかります。

ですが、残念ながらこれらは全てやってはいけないシャンプーの方法。もし、一つでも当てはまるものがあるなら、今日からやめた方がいいと思います。

こうした答えを聞いて「しっかりと洗う意識」はみんな持っていることは分かりましたが、促すべきはきちんと洗うことではなく、「いかに洗いすぎをなくすか」ということです。

頭皮は洗いすぎても、洗わなすぎてもいけない、“ほどよい加減”で洗うために、正しい方法でシャンプーすることが大切。

 

頭皮が整うシャンプーの仕方

ゴシゴシ洗うことに慣れている人にとって、急に洗いすぎをやめるのは不安に感じるでしょう。

ですが、何事も加減が大切で、シャンプーの仕方を変えれば、頭皮環境は確実に変わってきます

ここからは髪と頭皮を正しく守る洗髪の仕方を紹介。

 

STEP1. 湯洗いを入念に

実は、頭皮の汚れというのはお湯だけでも7~8割落ちるといわれます。

つまり、湯洗いで汚れのほとんどを落とし、残り3割の汚れをシャンプーで落とす

過剰な洗髪を防ぐことで、髪や頭皮のダメージを最小限に抑え、乾燥やかゆみなどの予防にもつながってきます。

しかし、多くの人は「頭皮の汚れはシャンプーで落とす」というイメージがあるようで、湯洗いがおろそかになりがちです。

湯洗いをうまく使うポイントは「温度」「シャワーの角度」「時間」の3つ。

 湯洗いのポイント

  • 水の温度:少しぬるく感じるくらいまで下げる(37~38℃が理想)
  • シャワー当て方:髪全体を濡らすイメージで多角的に当てる
  • 湯洗いの時間:90秒~2分程度かけて丁寧に洗う

髪の毛が多い人は、頭皮にシャワーが当たるように毛を持ち上げながら洗うとまんべんなく汚れを落とすことができます。

 

STEP2. シャンプーを正しくつける

シャンプーを手にとったらすぐに髪につけるのではなく、手のひらで軽く泡立ててからつける

その理由は、シャンプーは泡立てて髪につけたときに洗浄力が一番ピークになるよう設計されているため、効率よく汚れを落とせるから。

細かいことかもしれませんが、余計な摩擦の減らす効果もあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。

 

STEP3. 手の力を抜いて洗う

髪の毛は2段階の洗い方をすると効率的に汚れを落とせます。

頭皮はマッサージするように洗う

まず、手のひらをえりあし付近に置きます。そこから頭頂部に向かって、頭皮をマッサージするように洗う。

  • 血行不良が改善されて、白髪予防になる
  • 隅々まで汚れが落ち、頭皮トラブルの予防に

こんなメリットもあるので、爪を立ててゴシゴシ洗うのは今日でやめましょう。

髪の毛はシャンプーを揉み込むように

整髪料やトリートメントを愛用している人は、髪に付着した油分を洗い流すことも忘れてはいけません。

ゴシゴシ洗うのではなく、髪の毛にシャンプーをなじませるように丁寧に洗う。

油分が蓄積すると髪が傷む原因になったり、炎症が起きる場合もあるので注意が必要。

 

STEP4. トリートメントを使う

よくリンスやトリートメントは使ったほうがいいのかと聞かれますが、結論からいえば、使用した方がいいです。

肌の表面には「皮脂膜」という天然のうるおいベールがあり、これによって頭皮や髪の水分が蒸発をするのを防いでくれています。

しかし、シャンプーをすると、どうしても皮脂膜が洗い流されてしまい、

皮脂膜は皮脂や汗などが混ざり合ってできているため、時間経てば元通りになるものの、その間肌の水分はどんどん蒸発していきます。

ですが、トリートメントを塗布することで皮脂膜と同じような働きが期待でき、頭皮や髪を乾燥から守る役割を果たしてくれるのです。

5年後、10年後の髪のためにも、ぜひトリートメントを使いましょう。

 

STEP5. すすぎ残しに注意

湯洗い同様にいつもより少しぬるく感じる程度の温度(37~38℃)で髪をすすぎます。

意外と見落とされることが多いのが、耳周りで、シャンプーが残留したまま放っておくと、これも炎症の原因になるのですすぎ残しには十分注意して丁寧に洗い流します。

 

お気づきかもしれませんが、やっていることは普段とほぼ変わらず、ちょっとした工夫が髪を変えるていくのです。

 

髪の乾かし方が差をつける

実は濡れた髪の毛というのは非常にデリケートで、あるデータによれば、濡れていない状態に比べて40%程度の防御能力しかないとも。

この状態で摩擦や熱のダメージが加わると、髪を保護するキューティクルがめくれてパサつきや切れ毛の原因を招きます。

すぐに乾くからといって、自然乾燥に任せるのはNG。

 髪の乾かし方で得られるメリット

  • 髪質が変わる
  • スタイリングがキープしやすくなる
  • 髪の毛のダメージ補修になる

タオルでこすらない

タオルで水気をとるときは、軽く押し当てるようにして水分を拭き取る。

濡れた髪にとって摩擦を加えることはデメリットしかありませんので、ここは将来のためにも、面倒臭がらずに丁寧に乾かすようにしましょう。

ドライヤーの使い方で髪は変わる

濡れている髪は、濡れていない髪に比べて6割もダメージに弱くなっている状態。かといって、ドライヤーを使わないわけにはいかず。

実はドライヤーを使う際に一工夫を加えることで、ダメージをグッと軽減することができます。

 髪を傷めないドライヤーの使い方

  • 「ケラチン」「キトサン」「ラクトン誘導体」配合のミストを髪に塗布する
  • 通常の温風で髪を乾かす
  • 冷風に切り替えて仕上げ

最初にミストを塗布しておくことで、ドライヤーの熱から髪を保護してくれる効果が。

  • ケラチン:髪の毛の主成分。熱を受けると硬化して髪の保護膜になる
  • キトサン :髪を滑らかにする。強力な断熱効果も
  • ラクトン誘導体 :熱を受けることで髪のダメージを修復する

 

髪の乾かし方も工夫次第で、大きな差が出てきます。“ヘア・ファースト”のケアを心がけることが大切。



まとめ:髪は工夫一つで変わる

髪の悩みは、男女問わずとてもデリケートな問題。

だからこそ、根拠のある確かな方法でケアをする習慣を身につけることがとても大切。

頭皮のケアはいつ始めても早いということはありません。生まれたその時から確実に歳を重ねて、「老化」していくのわけですので。