タテヨコなBeauty&Bodymake blog

美容系と身体系に関する記事を綴っていきます。

オトコの乾燥肌の原因とエビデンスに基づく乾燥対策

今回は、乾燥肌で悩んでいる男性向けに科学的視点と僕の経験談を交えながら「乾燥対策のポイント」や「おすすめの保湿コスメ」などをわかりやすく解説。

本記事を読むことで乾燥肌への理解が深まり、効率的なケアができるようになるので、ぜひ参考にどうぞ。

 

 

目次

  • 1 オトコの乾燥肌の特徴と原因
    • 1.1 女性より男性のほうが乾燥肌になりやすい
    • 1.2 原因①:過剰な洗顔
    • 1.3 原因②:ボディタオルでのゴシゴシ洗い
    • 1.4 原因③:肌に負担のかかるシェービング
    • 1.5 原因④:紫外線対策への意識
  • 2 プロおすすめ!オトコの乾燥肌対策
    • 2.1 摩擦レス洗顔を心がける
    • 2.2 体は手で優しく洗うが基本
    • 2.3 肌に負担をかけないシェービングをする
    • 2.4 保水力を上げる保湿をする
    • 2.5 紫外線対策を徹底する
  • 3 まとめ:適切なケアをして乾燥肌を脱却しよう


オトコの乾燥肌の特徴と原因

 

乾燥肌とは、肌の水分と皮脂のバランスが崩れ、肌自らうるおう力が低下した状態のこと。

肌のうるおいが不足するとカサつきやゴワつき、かゆみなどさまざまなトラブルが起こる可能性があります。

乾燥肌を放っておくと肌のバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなるため、男女問わず対策が必要。

女性より男性のほうが乾燥肌になりやすく

男性の肌は女性の肌より皮脂分泌量が約2~3倍多い反面、水分量は30~50%ほどしかないようです。

加えて毎日のシェービングや紫外線対策が十分でないなどの原因からバリア機能が低下しやすく、水分蒸発もしやすいという報告も。

加齢とともに水分量が低下していく男性の肌ですが、皮脂量はそれほど変わりません。

そのため顔がテカったり、ベタついたりするのに目の周りや口、フェイスラインがカサつきやすいのは男性ならではの乾燥肌の特徴といえるのです。

肌が乾燥する原因は肌質の問題や、空気の乾燥、加齢だけではありません。乾燥肌を助長してしまう原因について掘り下げてみようと思います。

原因①:過剰な洗顔

洗顔はスキンケアの基本。ゆえに肌にダメージを与える方法で洗い続けていると乾燥の原因になりえます。

洗顔の仕方を変えたら肌悩みが解消したというケースは非常に多いです。

と、ここで簡単なテストです。あなたはいくつ当てはまりますか。

  • 水やお湯だけで洗う
  • ゴシゴシ擦って洗う
  • 洗顔は1日に3回以上
  • 時間をかけて念入りに洗う
  • スクラブ・ブラシを頻繁に使う
  • 熱めのお湯が好き
  • タオルでゴシゴシ拭く

実はこれらは全て間違った洗顔方法。

「たかが顔の洗い方で……」と思うかもしれませんが、毎日の積み重ねでダメージは確実に蓄積しています。

まずは正しい洗顔をマスターすることから始めましょう。

原因②:ボディタオルでのゴシゴシ洗い

意外と軽視されがちなのが入浴時の体の洗い方。固めのボディタオルでゴシゴシ洗うと摩擦で肌にダメージを与えてしまいます。

原因③:肌に負担のかかるシェービング

シェービングをすることで角層が削られ、うるおいを司るバリア機能が低下してしまうことも。

バリア機能は肌の保水力と深いかかわりがあるため、乾燥肌を予防するためには肌への負担をなるべく抑えるシェービングが大切です。

 

肌の保護作用やヒゲを剃りやすくするシェービング剤を使ったり、刃を定期的に交換したりするのが効果的。

原因④:紫外線対策への意識

シミやシワ、たるみのイメージが強い紫外線ですが、実は肌のバリア機能にも影響を及ぼすそうです。

紫外線を浴びると肌自らうるおう力が低下し、乾燥の原因になると考えられています。

 

 

男性のUVケアへの意識は女性と比べてまだまだ低いと思います。

さらに、男性は女性よりも酸化ダメージや紫外線に対して感受性が高いこともわかってきています。

老け見えや乾燥肌を予防するためにも、男性の紫外線対策はマストです。

 



オトコの乾燥肌対策

 

摩擦レス洗顔を心がける

洗顔の大原則は、皮脂汚れをきちんとオフしつつ、必要なうるおいは残す「適度な洗顔」が大事。

たっぷりの泡で肌を包み込むように、一切擦らないで洗うのが重要。肌にやさしい洗顔を心がけることで必要なうるおいが守られ、肌のキメも整っていきます。

試しに1週間続けてみてください。きっと変化を感じられるはず。

 

 

体は手で優しく洗うが基本

体を洗うときはボディソープを手に取り、優しく撫でるように洗うのがポイント。これだけでも汚れは十分に落ちていきます。

乾燥が気になる場合は固形石けんより保湿成分配合のボディソープを選びましょう。

肌に負担をかけないようにシェービングする

重要なのがシェービング剤を使うこと。シェービング剤は、肌の保護作用や保湿効果があったり、ヒゲを柔らかくしたりする効果があるので、肌への負担を軽減できます。

ヒゲは黄銅線と同じ硬さと言われており、石けんや水だけで剃るとカミソリ負けの原因になることもあります。

同じ箇所を何度も剃ろうとすると角層を傷つけてしまうため、結果的に乾燥肌になってしまう場合があるので注意するように。

 

 

手の力は抜いてヒゲ剃りを優しく押し当てながらゆっくりと動かすのがポイント。

ちなみにカミソリと電気シェーバーとでは後者のほうが肌への負担が少ないと思われがちですが、ヒゲの量やスペック、フィット感などによって変わるので、自分に合うものを選ぶといいでしょう。

保水力を上げる保湿をする

男性は皮膚科学的に水分量が少なく、蒸発しやすい特徴があるため、水分をキープする保湿ケアが大切。

普段から化粧水だけで済ませている方や、清涼感の感じる化粧水を常用している方は乾燥が気になっているのでは?

うるおいをキープするために化粧水のあとは必ず美容液や乳液、クリームなどで適度な油分を補うことを心がけるといいでしょう。

与えたうるおいを逃がしにくくするコラーゲンやヒアルロン酸セラミドなどが配合されたアイテムを選びましょう。

紫外線対策を徹底する

紫外線対策として効果的なのが「日焼け止め」です。紫外線はバリア機能を低下させるといわれており、乾燥は肌で悩んでいる方は、真夏や日差しが強い日以外でも日焼け止めを塗ること。

紫外線対策をすることで、

  • シミやシワ、たるみが予防できる
  • ニキビができにくくなる
  • くすみ予防ができる
  • 毛穴が目立ちにくくなる

といったメリットもあるので、やらない手はありませんね。

年齢より若く見られたり、肌を褒められたりするのは紫外線対策を日々積みかねているからだと思います。

シミができて嬉しい人はいないですし、鏡に映る自分の顔が健康的だと気持ちも前向きになり、仕事や人間関係、恋愛、結婚などプラスに働くことのほうが多いはず。

 

 

どうしても日焼け止めを塗るのが面倒な人や忙しい人は、UVカット剤が配合されたオールインワンコスメがおすすめです。

パッケージや容器に「SPF◯◯」「PA+++」と書かれているのが目印です。日中用として使うといいでしょう。

まとめ:適切なケアをして乾燥肌を脱却

内容のまとめ

  • 乾燥肌とは、肌の水分と皮脂のバランスが崩れた状態のこと
  • 乾燥の原因は一つではない
  • 男性のほうが女性と比べて乾燥肌になりやすい
  • 肌に刺激を与えない洗浄を心がける
  • 水分キープを意識した保湿をする
  • 男性こそ紫外線対策をしよう

乾燥はさまざまな肌トラブルの原因になると言われているので、正しいケアで対策していくことが重要。

できる範囲のなかで改善していくことだけで、特別なことは何も必要なし。

洗顔の仕方を見直す、日焼け止めを始めてみるなど行動することが何より大切だと思います。