心理カウンセラーが教える“人たらし”になれる褒め方
突然ですが、あなたが最後に人を褒めたのはいつでしょうか。
おそらく多くの人が「いつだっけ」と思い出そうとするのではないでしょうか。
日本人は褒めるのが苦手といわれていルようですが、「褒める」という行為は信頼関係を築く方法の一つとなり得ます。
そして、人は信頼関係大きさに比例して会話の内容が決まってきます。これはビジネス、恋愛でも同じことがいえるのではないでしょうか。
「金持ち喧嘩せず」という言葉がありますが、社会的な成功を収めている人ほど他人を大切にし、褒めているのではないかと思います。
そこで今回は、人から好かれるための褒め方についてお話したいと思います。
目次
- 1 人から喜ばれる褒め方とは
- 2 相手の名前を呼ぶことの重要さ
人から喜ばれる褒め方
結論からいってしまうと、「自分がこんな風に褒められたら嬉しい」と思うことを相手にも言ってあげればいいわけです。
とはいえ、褒められ慣れていない日本人はそんなことをいわれてもピンと来ない人が多いことでしょう。
そこで次のうち、あなたはどちらの言葉が嬉しいか考えてみてください。
- お客さまにあんなことをしてあげられるなんて、すごい。みんなが見ていないところで努力してる成果だね。すばらしいと思う!
- お客さまにあんなことをしてあげられるなんて、すばらしいと思う!
おそらく多くの人が1を選んだと思います。
このように人は「成果」よりも「努力」や「プロセス」を褒められることに喜びを感じルようです。なぜなら、人は損失を嫌う生き物だからなのです。
例えば、努力について。日ごろから積み重ねてきたものが報われなかったり、ムダになったりするとすごく損した気持ちになるのではないでしょうか。
つまり、努力を認めてあげることで相手はすごく得をしたという気分になり、自分への信頼度がぐっと上がってくるわけなのです。
具体的に褒めるということで、相手は自分のこと見てくれているのだと思い、それが信頼関係へと繋がっていくのです。
相手の名前を呼ぶことの重要さ
人の存在を示すもの、それが「名前」。身近な人を呼ぶときほど「ねえねえ」「あのさ」と言って人を呼んでいるのではないでしょうか。
人は名前を呼ばれるだけで、特別扱いされている、大切に思われていると思うものなのです。挨拶一つをとっても「こんにちは」といわれるのと「◯◯さん、こんにちは」ではかなり印象が変わってきます。
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、慣れてしまえばどうということはなくなります。
恥ずかしがるよりも、名前を呼ぶほうが一期一会の出会いを大切にできるように思います。
それから、名前を呼ぶときはきちんと相手の目を見て呼ぶ。視線を外して呼んでも効果は半減してしま雨ように思います。
できるだけ名前を多く呼ぶと、相手は心の扉を開いてくれて、あなたのことを「信頼できる人」と思ってくれるはずです。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。